One for Dog の「トレーニング」は、愛犬の困った行動を目前にした飼い主さんが、「こうしてほしい!」をどのように伝えたら良いかを学ぶトレーニングです。
犬が予期せずに学んでしまった「困った行動」を、「望ましい行動」に修正するには一緒に暮らす飼い主さんの協力なくしては成り立ちません。この「ドッグトレーニング」BLOGでは毎回、愛犬への伝え方が上手になるために、どんな方法でトレーニングを行うかをご紹介していきます。
今回は、「飼い主さんが学ぶ愛犬のしつけ方教室│ドッグトレーニングVol.1」の続きです。Vol.1では、このトレーニングの導入にあたる部分を解説していますので、ご興味をお持ちいただいた方はぜひご一読ください。
今回ご紹介するコマンド(号令)は・・・?
これは、「DOCCHI(どっち?)」というコマンド(号令)です。
声符(言葉)と視符(手振り)で教えていきます。
人の手を見ると、じゃれたくて仕方がない。最近では甘噛みどころか本咬みになってきてしまった…
そんな愛犬に悩まされる飼い主さんはいませんか?
愛犬の困った行動の多くの原因は、「愛犬の成長」によるものが多いです。
なぜ、愛犬が大人になったことが罪になるのでしょうか。
「硬すぎず、柔らかすぎず、噛み心地も丁度よい!」
「面白い音(声)が鳴る!」
「なんてったって大好きな飼い主さんに付いている!」
人の指は、犬が夢中になる最高のおもちゃである特徴を兼ね備えています。
しかし、歯が生えそろって来ると少しの力でも痛みを伴うので、飼い主さんにとっては昔のようにはいきません。
愛犬は同じことを同じように続けていたのに、体が成長したから。顎の力がついたから。歯が生えそろったから。
「噛んだらダメ!」
なんです。
さて、この理不尽を犬が理解できるでしょうか。
したがって、犬にはこう伝えます。
(正の強化)
「遊びたいなら、もう少し違ったやり方で遊ぼうよ!手の中にご褒美があるよ!当ててごらん?」
(負の弱化)
「手を噛むのは不快だから、噛む遊びをするんだったらどっか行っちゃうよ…」
こうして犬は良いこと、悪いことを学習していきます。
あせらず、あくまで楽しみながら、愛犬とのコミュニケーションを深めましょう。
愛犬にとっては「じゃれ噛み」も「DOCCHI(どっち?)」も遊びの一環です。
飼い主さんがつまらなくしているよりも、一緒に楽しんであげることで、より遊びの魅力が高まります。
今回ご紹介したコマンドは、学習に至るまでもっと細かいいくつかの段階で構成されています。
ご興味をお持ちいただいた方は、愛犬と一緒に「カウンセリング」へお越しください。
愛犬と飼い主さんにとって、One for Dog のトレーニングがどのように作用するかをご説明致します。
One for Dog トレーニング「カウンセリング」をご希望の方は…