子犬の時期は、見るもの触れるもの全てが新鮮です。
興奮すると感情が高ぶり、興味深いものであればなんでも口に入れてしまいます。
これらは子犬の成長には欠かせない行動で、自然界を生き抜くための経験(=糧)になります。
しかし、飼い主さんにとってはあまり好ましい行動ではないケースも多々あります。
今回は「すぐに興奮してしまう!」「叱っても落ち着いてくれない!」という愛犬の飼い主さんにオススメの[興奮しにくい犬]に育てる方法をご紹介します。
私たちも幼いころは遊びに夢中で親の声が聞こえなかったり、ついつい気持ちのままにはしゃいでしまったりしましたよね?
子犬も同様、感情の抑制が発達していないので、「言われていることに気持ちがついていかない」状態がほとんどです。
したがって「落ち着きなさい!」「静かにしなさい!」と叱られていても、自分の感情を抑えることができない犬にとっては到底ムリな難題です。
「正しい叱り方」「効果的な落ち着かせ方」を検索するよりも、自制心をコントロールできるようになることが何より効果的と考えます。
「自制心のコントロール=我慢ができるようになる」
こう考えてみます。
しかし「我慢しなさい」と言われても理解できない状態なわけですから、別の方法を考えてみます。
それが、体感による理解です。
例えば、ある特定の体勢を犬にとらせます。
その状態で一定時間(はじめは数秒)我慢させます。
我慢できたら、たくさん褒めてご褒美を与えます。
これを日常のスキマ時間(テレビを一緒に見ている時など)に取り入れます。
「自制心のコントロール=ONとOFFがコントロールできるようになる」
こうも考えてみます。
「静かにする」けれど、「遊ぶ時は目一杯遊ぶ」というメリハリです。
飼い主さんのタイミングで、遊びも落ち着きにも気持ちがついていくようになれば、色々な場面で役立ちます。
ちなみに、おもちゃは飼い主さんが持つ特別な権利です。
愛犬にとって飼い主さんはいつも特別な存在(大好きな散歩やごはんまでくれる存在!)だと感じています。
その権利のひとつを放棄(部屋中におもちゃが散乱)してしまってはもったいないですね。
「読んだだけでは上手くいかなかった」という飼い主さんへ・・・
これらを用いて、One for Dog のトレーニングでは、テンションコントロール「Hot&Cooldown」というプログラムを行っています。
ただ我慢を強要するのではなく、楽しみながら犬も人もメリットを感じられるトレーニングです。
興味のある方は、一度「カウンセリング」にお越し下さい。
One for Dog トレーニング
One for Dogのトレーニングは、飼い主さんの指示がいつでもどこでも愛犬に伝わることを目的としています。したがって学ぶべきは飼い主さん。12回のプログラムを通じてどうやったら愛犬に指示を伝えられるのかを練習します。