はじめに
「どのくらいの頻度でトリミングって出せばいいの?」
“トリミング 頻度” 、犬を飼い始めたばかりの方からよく聞かれる質問です。
実は犬種や毛質、ライフスタイルによって最適な頻度は違います。
今回は、愛犬にとって快適で健康的なサイクルを考えながら、トリミングに通うベストなペースをご紹介します。
月1回?2ヶ月おき?トリミングの基本頻度
「毎月サロンに通ってるけど、これって多すぎ?少なすぎ?」
そんな疑問を持つ方も多いはずです。
- 一般的には4週間に1度(約月1回)が理想
- 毛が伸びる速度=人間の1.5~2倍
- 放置すると毛玉・皮膚病・視界不良の原因に
- 皮膚病などは週一薬浴推奨も
- 肛門腺は2週間で絞れるほどに
- パピーの順化(トリミング慣れ)は毎月がマスト!
犬種別のおすすめ頻度
「うちの子だったらどうすればいい?」
そんな飼い主さんに向け、犬種別で見てみましょう。
犬種別|トリミング&お手入れ頻度早見表(保存版)
犬種 | トリミング目安 | ブラッシング頻度 | ワンポイントアドバイス |
---|---|---|---|
プードル | 月1回 | 毎日 | 巻き毛は毛玉になりやすく、お手入れ必須。耳の通気にも注意 |
ビションフリーゼ | 月1回 | 毎日 | 目元とお口周りの汚れが溜まりやすいので要ケア |
シーズー | 月1回 | 週4〜5回 | 耳の中の毛と顔まわりのケアを忘れずに |
シュナウザー | 月1回(顔周り含む) | 週3〜4回 | 眉毛&ヒゲ周りのデザイン維持がポイント |
チワワ (ロング) | 2ヶ月に1回 | 週2〜3回 | 足まわりとお尻の毛が伸びやすい子が多い |
チワワ (スムース) | 2ヶ月に1回 | 月1〜2回 | 被毛は短いが耳・爪・足裏チェックは忘れずに |
パグ/ フレンチブルドッグ (短毛種) | 2ヶ月に1回 | 週1回 | 抜け毛が多く、シャンプー&皮膚チェック大切 |
ダックスフンド (ロング) | 2ヶ月に1回 | 週3〜4回 | 耳の内側&足の飾り毛に毛玉ができやすい |
ポメラニアン | 月1回(換毛期除く) | 週4〜5回 | ダブルコートのため換毛期は要注意!毛玉予防必須 |
柴犬 | 基本的にトリミングは不要 (シャンプーのみ月1) | 換毛期は毎日 | 自宅での抜け毛処理が鍵。ブラシ選びが重要 |
マルチーズ | 月1回 | 週5回以上 | 毛が細く絡まりやすいため、ブラシは柔らかめをチョイス |
ヨークシャーテリア | 月1回 | 毎日 | シルキーな毛質で毛玉になりやすく、目元と足元のケアが重要 |
ミックス犬 (毛質による) | 月1回〜2ヶ月に1回 | 週2〜5回 | 両親の犬種によって被毛の性質が大きく異なるので、個体に合わせた観察がカギ |
こんなサインが出たらトリミングの合図!
「うちの子、そろそろトリミングかな?」
そんな見極めポイントをチェック!
- 毛が目や口にかかっている
- 肛門周りの毛が汚れやすい
- 足裏の毛でフローリングを滑っている
- 匂いが気になる(皮脂汚れ・涙やけ)
- 脇の下や耳の裏などフェルトになってる箇所がある

頻度が合っていないと起きるリスク
「放っておいたら、うちの子が可哀想なことに…」
このような事態は未然に防いでおきましょう。
- 毛玉による皮膚トラブル
- 肛門腺炎や爪の巻き込み
- 被毛の通気性が悪くなり体温調節しにくくなる
- トリミング嫌いになる(間隔が空きすぎると慣れない)
おうちケアとのバランスがカギ
「サロン任せで大丈夫?」
答えは\NO/。おうちケアと両立してこそ、真の美と健康!
- 毎日のブラッシングでトリマーの負担を軽減
- 「おうちではここまで」「ここはプロに任せるところ」の役割分担
- シニアになった時のため、プロと連携して取り組む
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こまめにシャンプーするよりも・・・
まとめ
トリミングの頻度は、“見た目”だけでなく“健康”のためにも大事な要素。
愛犬の犬種や体質に合ったペースを知って、快適な毎日をサポートしていきましょう。
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