はじめに
ここ最近、SNSやお客様との会話でもよく耳にするのが
「トリミング料金、また値上がりしていました…」という切実な声。
シャンプー類や電気代の高騰が続くなか、トリミングサロン側も“値上げせざるを得ない”状況は続いています。
その結果、予約の間隔を伸ばす方が増えてきたのも事実です。
しかし──
予約を先延ばしにするほど、自宅でのお手入れの重要性は確実に上がります。
今日は、そんな“いま必要なリアルなお話”をまとめました。

なぜ、予約を先延ばしするとリスクが増えるの?
● 毛玉は「時間」とともに確実に悪化する
トリミング間隔が空くと、毛玉は “勝手に” できていきます。
特に足元・脇・お尻まわりは悪化が早く、一度できた毛玉は犬のストレスの原因に。
● 皮膚トラブルの発見が遅れる
1〜2ヶ月で変わるのは爪の長さだけではありません。
湿疹、脂漏、フケ、耳の赤み……。
“お手入れのプロが定期的に触れる”ことで早期発見できるものも多いです。
● トリミング時の負担が増える
毛玉、伸びすぎた爪、耳の汚れ。
これらが重なると、
「1回のトリミングの負荷」 が一気に跳ね上がります。
特にシニア犬にとっては大問題。
物価高のいまこそ見直したい。“おうちケアの習慣化”
予約感覚が空くのは仕方ない。
でも、その“合間”をどう過ごすかでトリミングの質は大きく変わります。
たとえば──
- 爪切り:月1
- 耳掃除:週1
- ブラッシング:3日に1回
- 足裏・お腹まわりのチェック:毎日
完璧じゃなくてOK。
「気づける飼い主さん」でいることが一番大切です。
自己流ケアの“落とし穴”にも注意したい
SNSで人気の方法や、長年続けてきたやり方の中には、
実は犬に負担のあるケアや間違ったケアが含まれていることも。
例:
- 頭皮に負担をかけるブラッシング
- 必要以上の耳掃除
- 爪切りの深追い
- ドライヤーの熱の当てすぎ など
「自己流で続けたら、逆に悪化していた」
そんなケースは実際に多くあります。
予約を伸ばすからこそ、“正しいお手入れ”が必要
ここが一番大切です。
トリミングを2ヶ月→3ヶ月へ伸ばすなら、
その間の1ヶ月分のお手入れは“飼い主さんの手”で守る必要がある。
これはプロ目線でも間違いありません。
One for Dog の『飼い主さんのためのお手入れ教室』が役立つ理由
One for Dogでは、
飼い主さんが“できるようになる”ための完全実習型レッスンを行っています。
- 爪切り
- 耳掃除
- ブラッシング
- 足裏・足まわりカット
- シャンプーの下準備
- 毛玉を作らない生活術
「どの程度ならお家でやってOKか」
「ここから先はプロに任せる」
その境界線まで、しっかり丁寧にお伝えしています。
今のようにトリミング間隔が伸びやすい時代こそ、
お手入れ教室は、愛犬と飼い主さんを守る“新しい常識”になっていくと感じています。
まとめ:値上げの時代だからこそ、“愛犬を守れる飼い主さん”になろう
トリミング料金の値上がりは、飼い主さんにとってもサロンにとっても苦しい現実です。
でも、愛犬の健康と快適さは、私たちが守らなくてはいけません。
だからこそ──
「トリミングの合間のお手入れ」こそが、今いちばん大切。
一度覚えてしまえば、一生役に立つ知識と技術です。
あなたの手で、愛犬をもっと快適にしてあげませんか?
▶ 飼い主さんのためのお手入れ教室(体験レッスンはこちら)
