飼い主さんが通う、小さな学校

室内会場でテーブルを囲み、少人数の参加者に向けて講師が犬との暮らしについて講義を行っている様子 愛犬文化ジャーナル

イヌの学び舎の話

芝生で犬と楽しむ会(通称:芝犬会)を始めて、1ヶ月ほどが経ちました。
ありがたいことに、参加者さんから嬉しい声も届いています。

私は何気にすごろく前のウォーミングアップの時間がとっても好きです。
旦那さんは、毎回心が浄化されると言ってます。笑

邪念が全くない純真な気持ちで楽しんでいるそうです。
犬の力恐るべしですね!

こうした声をいただくたびに、
犬と人が一緒に過ごす時間には、理屈を超えた力があると感じます。

芝生の上で笑っているだけなのに、なぜか関係が少しよくなる。
それはトレーニングでも、しつけでもありません。

ただ犬と人が同じ時間を過ごしているだけ。
それでも確実に何かが変わっていく。

芝犬会は、そんな時間を共有する場所として、少しずつ形になってきました。
だからこそ今日は、少しだけ反省から始めたいと思います。

芝犬会の前にあった「イヌの学び舎」

芝犬会の前身には、
「イヌの学び舎」という企画がありました。

無印良品 東武動物公園駅前の
Open MUJI 学び舎というスペースで、

犬のことを“ちゃんと学ぶ場”を作ろう
そんな構想です。

その時、まだ形も日程も料金も何も決まっていない段階だったにもかかわらず、

「それ、参加したいです」

と手を挙げてくださった方が、想像以上に多くいらっしゃいました。

当時はただ嬉しく思っていましたが、今振り返ると、あれは
「理解したい」というサインだったのかもしれません。

芝生で犬と楽しむ会が生まれた理由

その後、この企画は何度も形を変えました。

  • 定期開催できるのか
  • サブスクは成立するのか
  • そもそも人は集まるのか

未知数な要素が多かったため、まずは
体験として始めやすい形としてスタートしたのが、
「芝生で犬と楽しむ会(芝犬会)」でした。

結果として、この判断は間違っていなかったと思っています。
芝犬会は、犬と人が一緒に遊ぶ場として、多くの飼い主さんにとって良い入口になりました。

しかしその一方で、
つながっていない人たちがいるということにも気づきました。

遊びと学びは、役割が違う

愛犬と落ち着いた時間を過ごす飼い主

芝犬会の告知をしても、最初に「イヌの学び舎」に興味を持ってくださっていた方の一部は、反応されませんでした。

最初は
「遊びより学びたい人だったのかもしれない」
と思いました。

でもそれは、参加されなかった方の問題ではありません。
こちらの見せ方の問題です。

「学びたい」と手を挙げてくれた人に、
「遊び」を差し出した。

それなら
「今回はいいかな」
となるのも自然なことです。

最近になってようやく整理できました。

芝犬会とイヌの学び舎は、
上下関係でも代替関係でもなく、役割が違うということです。

One for Dog の活動は3つある

整理すると、One for Dog の活動は大きく3つに分けることができます。

芝生で犬と楽しむ会(芝犬会)

芝犬会は、レクリエーションの場です。
芝生の上で体を動かしながら、犬と人が同じ時間を共有する。

ゲームをしたり、軽く体をほぐしたり、とにかく
「一緒にやる」ことを大切にしています。

ここで起きているのは、しつけでも勉強でもありません。
もっと手前の

  • 犬って楽しい
  • 一緒にいる時間がいい
  • この子はこんな表情をするんだ

そんな感情の部分です。

芝犬会の価値は、
心がほどけることだと考えています。

イヌの学び舎

イヌの学び舎は、講義形式の学びの場です。

犬との暮らしを、
「どう考えるか」を学ぶ場所です。

今は、犬の情報があふれています。
しかし、

  • 情報同士が矛盾している
  • 誰の価値観なのか分からない
  • 自分の犬に当てはまるのか判断できない

そんな理由から、
判断に迷ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。

イヌの学び舎では、

  • なぜそう考えるのか
  • なぜその選択をするのか
  • 何を基準に判断するのか

そういった
判断の物差しをお伝えしていきます。

One for Dogのお教室(しつけ教室・お手入れ教室)

そしてもう一つが、One for Dogのお教室です。

しつけ教室やお手入れ教室では、

  • お手入れができない
  • 触ると嫌がる
  • しつけがうまくいかない

といった
目の前の困りごとを実技で解決していきます。

犬の性格、年齢、生活環境を踏まえながら、そのご家庭に合った方法を一緒に見つけていきます。

飼い主さんが通う、小さな学校

海外では、

  • 犬の行動学
  • 心理学
  • 歴史
  • 文化

などを、飼い主自身が学ぶ文化があります。
それはプロのためだけではありません。

より良い飼い主であるための教養
として、当たり前に根付いています。

しかし日本では、
体系的に学べる場がほとんどありません。

動画を見て、SNSを試して、専門家の意見がバラバラで、
結局、何を信じればいいのか分からない
そんな状態になってしまうこともあります。

これは、熱心でない飼い主さんではありません。

むしろ、真面目に愛犬のことを考えている人ほど陥りやすい状態
だと思います。

イヌの学び舎は、

飼い主が学ぶための小さな学校

として始める予定です。

イヌの学び舎について

現在、イヌの学び舎は開催に向けて準備中です。
開催日程や申込方法が決まり次第、事前登録いただいた方へ優先的にご案内します。
詳しくはこちらのページをご覧ください。