【犬の爪切り】どの長さまで切れるの?出血しないやり方のコツとは?

【犬の爪切り】どの長さまで切れるの?出血しないやり方のコツとは?

愛犬のお手入れをしてあげたいという飼い主さんの中で、どうしても自信がないというのが「爪切り」。
その理由は、深爪による出血の心配です。
もちろん愛犬にとっても出血は多少の痛みを生じますので、神経質になってしまうもの。
今回は、そんな犬の爪切りに関してのアドバイスをご紹介します。

 

犬の爪切りで出血してしまう原因とは?


犬の爪は、人とは異なる構造をしています。
爪の中には血管が通っているため、深爪の際にはその血管を切り落としてしまうことがあります。
そうすると痛みとともに出血をおびてしまいます。
しかも爪が伸びると中の血管も同じように伸びてきてしまいます。
その結果、伸びてしまった爪は深爪をせずとも出血のリスクが高まってしまいます。
では、どのように爪切りをしたら深爪を防げるのでしょう?

いかがでしたか?
実は、犬の爪切り自体はそれほど難しい技術ではありません。
人の爪切り同様、爪切りの使い方を練習すれば扱えるようになります。
ではなぜ、犬の爪切りが難しいと言われるのでしょうか?
それは、”犬がじっとしてくれない”からです。

 

どうして犬は爪切りが苦手なのか?


犬の爪切り

日頃からこまめに爪を切ることが理想的ですが、犬の足先(とくに前足)は急所になります。
そこを持たれるのを嫌がりますし、動かれては困ると人も力が入ってしまったり、深爪への緊張が手から伝わることで、余計に嫌がってしまうことが多いです。
犬の爪切りには、技術的かつ精神的な経験が必要となります。

 

散歩をしていたら爪切りはしなくて良いのか?


犬の爪

散歩をすれば爪は削れるという考えは間違いではないのですが、その為にはいくつかの条件が必要です。

ウェイト 軽すぎる体重では削れにくいです
歩き方 蹴り上げる動作も必要なので、走ることも効果的です
歩く場所 土の上だけでは削れにくい為、アスファルトも必要です
所要時間 小型犬で最低30分以上のお散歩が効果的です

したがって、大型犬や運動量の多い犬でなければ、爪切りは必要になることが多いです。

 

いずれは自分で爪切りをやってあげたい!という飼い主さんへ


爪切り

日頃から足先を触らせるトレーニングをしましょう。

第1段階 足先を触る ご褒美を与える
第2段階 足先を優しく持つ ご褒美を与える
第3段階 足先を軽くつかむ ご褒美を与える
第4段階 指先を触る ご褒美を与える
第5段階 爪を持つ ご褒美を与える

このようにして、足先を触れられることに慣れさせれば、爪やすりを使って人工的に爪を削ることも出来ます。
ただし、足先を慣れさせるトレーニングを積まないと逆効果になりますので、トリマーさんと二人三脚で取り組んでみましょう。
トリミング経験の少ない子犬や爪切りが苦手な子の場合は、無理をせずに熟練したトリマーさんにお願いした方が良さそうです。

 

どうしても自分では上手くいかないという飼い主さんへ


レッスン

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