はじめに
愛犬のトリミングに欠かせないのが「ドライヤー」。
しかし、いざ使ってみると「音に驚いて逃げてしまう」「乾かしてもふわっと仕上がらない」など、うまくいかないケースも少なくありません。
実はドライヤーにもさまざまな種類があり、愛犬の毛質や性格、環境に合わせた選び方がとても大切なんです。
今回は、プロトリマーである齋藤が「ホームケアに本当におすすめできるペットドライヤー」を5つ厳選し、使い分けのポイントを解説します。
トリマーが選ぶ!ホームケアにおすすめのペットドライヤー5選

其の一 スタンドドライヤー
両手が使えるスタンドタイプは、ブローのしやすさが魅力。
多くの業務用モデルでは風量や角度を細かく調整できるため、被毛をふんわり整えながら乾かしたい中〜長毛種におすすめです。
メリット
・両手が使えるので安全性が高い
・風向きの調整がしやすく、仕上がりがきれい
・無段階の風量調節で顔周りや足先などデリケートな部位にも安心
デメリット
・サイズが大きく、設置スペースを取る
・価格がやや高め
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其の二 ブロアー
サロンでも使われる強力タイプ。
とにかく風量が桁違いで、ダブルコートの犬種(柴犬・コーギーなど)に最適です。
メリット
・圧倒的な風量で乾燥時間を大幅短縮
・アンダーコートまでしっかり乾く
デメリット
・音が大きく、慣れない犬には不向き
・風のあて方や距離感などにコツがいる
・頭部のブローには不向き
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其の三 ボックスドライヤー
中に犬を入れて乾かすタイプ。
動き回る子や音が苦手な子のドライ時間を安全に確保できるのが利点です。
メリット
・ブラシを使わずに乾燥が進む
・温度管理がしやすく、低温で安全
デメリット
・慣れていない犬にはストレスになることも
・設置スペースが必要
・根本までは乾きにくいため、仕上げのドライヤーは必須
其の四 家庭用ペットドライヤー
最近注目されている家庭用高機能タイプ。
静音・低温・軽量が特徴で、小型犬やシニア犬、初めてのホームケアにも使いやすい設計です。
メリット
・業務用に比べ比較的安価なモデルが多い
・人用ドライヤー感覚で扱いやすく、音も静か
デメリット
・パワーや使い勝手など、メーカーによって品質の差が大きい
・大型犬や毛量の多い犬種の乾燥には不向き
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其の五 変わり種アイテム
既存のドライヤーを吊り下げて両手を自由に使える「ハンドラフック」。
スペースを取らず、コスパ重視の方におすすめです。
メリット
・手持ちドライヤーを簡単に固定できる
・低予算でスタンド風に使える
デメリット
・風向き調整がやや難しい
・安定性に注意が必要
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ドライヤーを買ったのにうまくいかない?
せっかく高性能なドライヤーを買っても、乾かし方が間違っていれば台無しです。
風の当て方、距離、順序——どれも愛犬の快適さと仕上がりに大きく関わります。
One for Dogのお手入れ教室では、飼い主さん自身が正しいやり方を学び、サロン並みの仕上がりを自宅で再現できるようサポートしています。
まとめ
ドライヤー選びの正解は、「愛犬に合っているかどうか」。
風量や静音性、使う場所など、生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
道具はすぐに手に入る時代。
でも、“やり方”まではネットで完結しません。
この機会に、お手入れの正しい方法を学んでみませんか?
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