飼い主さんがお家でも比較的簡単にできるお手入れと言えば、ブラッシングです。
いつでも、どこでも、スキマ時間を使ってできるので、犬を飼い始めた飼い主さんも一度はチャレンジしたことがあるのではないでしょうか。
今回は、グルーミングの基本となる愛犬のブラッシングについてご紹介します。
- 「ウチの子はブラッシングが嫌いだから…」意外と知らないその理由とは!?
- 毛質別!飼い主さんに使って欲しいおすすめブラシ一挙公開
- 動画で学ぼう!正しいブラッシング講座
- それでもできない飼い主さんは必見!お手入れが学べる教室があるんです
「ウチの子はブラッシングが嫌いだから…」意外と知らないその理由とは!?
長毛種をはじめ、トリミングに出す際に気になる毛玉や毛もつれ。
サロンによっては毛玉料金がかかる場合もあります。
でも、大体の飼い主さんはこう思っています。
「だって、ウチの子、ブラッシング嫌いでやらせてくれないし…。」
やりたい気持ちはみなさんあるのですが、どうにも愛犬が協力してくれない…
しかし、実はブラッシング嫌いな愛犬の多くは、トリマーさんの手にかかると意外とおとなしかったりします。
実は、ブラッシング嫌いの子の多くは、ブラッシングが嫌いなのではなく飼い主さんのブラシのかけ方が苦手という理由が多いようです。
それでは、どんな点に注意すれば愛犬をブラッシング嫌いにさせないのでしょうか?
毛質別!飼い主さんに使って欲しいおすすめブラシ一挙公開
ブラッシングの目的は、毛質によって大きく変わります。毛質にあった道具を選ぶことも、ブラッシングの大切なポイントです。
◯ダブルコート(代表犬種:ポメラニアン、柴、シェルティなど…)
アンダーコートと呼ばれる下毛を取り除きます。
下毛は換毛期に抜け落ちますが、室内飼いが多い現在では、環境の温度変化が著しくないので、一年中抜け落ちるケースもあります。
□効果的な道具
[スリッカーブラシ]
ハードタイプとソフトタイプがあります。正しく扱えるようになるまでは、ソフトタイプのものをオススメします。
また、皮膚への刺激を考慮されたピン先に丸いクッション性のものがついたスリッカーは、毛のもつれにはあまり効果が見込まれません。
[ファーミネーター]
アンダーコート専用の道具です。比較的安全かつ簡単に下毛を除去することが出来ます。
色々なメーカーが販売していますが、短毛や中毛など毛量によって使い分ける必要があります。
[ラバーブラシ]
パグやフレンチブルドッグなど、短毛の犬種に有効です。
ラバー素材なので、安心して使用することが出来ます。
[コーム]
最終的なアンダーコートの除去に使用します。
その際は、コームを寝かせながら親指とコームで毛を挟むように使います。
◯シングルコート(代表犬種:プードル、シーズー、シュナウザーなど…)
一枚毛のため、アンダーコートはありません。
しかし、シングルコートの犬種は毛が抜け落ちない分、伸び続けます。そのため、毛玉になる可能性が高くなります。
シングルコートのブラッシングでは、この毛玉を取り除くことが目的となります。
□効果的な道具
[ピンブラシ]
日頃のお手入れとして、毛もつれの予防に使用します。
ピンの太さ、ラバー部分のクッションがソフトなため、犬への負担も少なく、技術もそれほど必要としません。
ただ、毛玉を取り除くのは苦手な道具です。
[スリッカーブラシ]
ハードタイプとソフトタイプがあります。
シングルコートの犬種にはソフトタイプのものをオススメします。
ただし、毛玉を取る際には正しく使用しないと「スリッカー負け」という擦り傷を作りかねません。
もちろん犬も痛みを伴うので、使い方に注意します。
また、皮膚に考慮されたピン先に丸いクッションがついたスリッカーでは、毛玉やもつれはほとんどとれません。
[コーム]
ブラッシングの最終的にもつれや毛玉がないかの確認に使用します。
あくまで確認なので、コームで毛玉を解くような使い方はしません。毛を引っ張ってしまい、犬に負担をかけるだけになります。
犬がブラッシングを嫌がる理由の一つに、表面的にスリッカーをかけただけで、早い段階でコームを使う場合によるものが多いです。
動画で学ぼう!正しいブラッシング講座
[スリッカーブラシの使い方]
[ピンブラシの使い方]
[コームの使い方]
それでもできない飼い主さんは必見!お手入れが学べる教室があるんです
〜 One for Dog の「レッスン」 〜
One for Dogでは、トリミングとトリミングの間のお手入れを応援しています。日頃からご自宅でもできるお手入れのやり方を愛犬と一緒に学べます。