先日の「芝生で犬と楽しむ会」で、こんな問いかけをしました。
「 愛犬のチャームポイント を、3つあげてみましょう」
とてもシンプルな問いです。
ところが、実際にやってみると——
意外にも、言葉に詰まる方が少なくありません。
見ているのは「困ったところ」ばかりかもしれない

この現象は、特定の飼い主さんだけの問題ではありません。
多くの場合、愛犬に対する観察の視点が「しつけ」や「問題行動」に偏っていることが原因だと感じています。
- 吠えた
- 引っ張った
- 失敗した
こうした出来事には、ほんの小さな変化でもすぐに気づく。
一方で、
- 落ち着いて待てた
- こちらを見てくれた
- 今日は少し我慢できた
そんな“良い変化”には、案外目が向いていません。
「治したい」と「減らしたい」の大きな違い

ドッグトレーニングの現場でも、よく耳にする言葉があります。
「問題行動を治したいんです」
あまり「減らしたい」とは言われません。
この言葉の違いは、実はとても大きい。
「治す」となると、100 → 0 を求めることになります。
しかし、これを人間に置き換えると、「5キロ痩せるまで、努力は認めない」と言っているようなもの。
これでは、モチベーションも続きませんし、頑張る意味も見失ってしまいます。
ポジティブな変化に気づける飼い主でいること

日常の中にある、ほんのわずかなポジティブな変化。
そこに目を向けられるようになると、不思議と心に余裕が生まれます。
- 少し寛大になれる
- 愛犬との関係がやわらぐ
- 一緒に過ごす時間が、より楽しくなる
ドッグライフは、確実に豊かになります。
“今の”チャームポイントを見つける習慣を
ぜひ一度、愛犬の目を見つめてみてください。
そして、「今のチャームポイント」を探してみてください。
人間関係と同じで、日頃から存在を認めてくれる相手の言葉には、自然と耳を傾けたくなるもの。
家族みんなで同じ視点を持てたら、愛犬たちは、きっと何倍も喜んでくれるはずですから。
