ペット用バリカン 使い方|足裏を持ち上げ逆目で刈っている正しい方向

バリカンが毛を噛む?それ、安物のせいじゃありません

ペット用バリカンの正しい使い方

ペット用バリカンが

そんな経験はありませんか?

「やっぱり安物だからかな…」

そう思って買い替える前に、
一つだけ確認してほしいことがあります。

多くの場合、原因は性能ではありません。

使い方です。

ペット用バリカンが毛を噛む本当の理由

ペット用バリカン 使い方|口元を支えながら安全に刈っている場面

バリカンが毛を噛む主な原因は、

です。

バリカンは「押し当てる道具」ではありません。

刃を立てたまま押し込むと、
毛ではなく皮膚を拾いやすくなります。

これが“噛む”原因の多くです。

刃のあて方|地肌に対して並行に(浮かせない)

ペット用バリカン 使い方|刃を地肌に並行に寝かせて背中を刈る基本姿勢

基本は、

地肌に対して並行に、寝かせる。

刃を浮かせると、

そして、焦って何度も押し込む。

悪循環です。

正しい感覚は、

ゆっくり、撫でるように。

モーターのパワーに合わせて動かすこと。

手早く終わらせようとすると、
パワーと速度が合わず、噛みやすくなります。

綺麗に刈るには、同じ場所を繰り返す

ペット用バリカン 使い方|白い小型犬の胴体を順目で並行に刈っている様子

ここは誤解されやすいところです。

「同じ場所を何度も往復してはいけない」

そう思われがちですが、違います。

バリカンは一度で完璧に仕上げる道具ではありません。

少しずつ均して整える道具です。

正しい角度で、ゆっくりと、
同じラインを何度か重ねることでムラが消えます。

焦りが一番の敵です。

刈れない原因は“刈る方向”です

ペット用バリカン 使い方|足裏を持ち上げ逆目で刈っている正しい方向

実は、部位によって刈る方向が違います。

<足裏>

逆目(逆剃り)です。

毛先から根元に向けて刈ります。

足裏は毛が立ちやすいため、
逆目でないと綺麗に揃いません。

<胴体・四肢>

順目(並剃り)です。

毛流れに沿って、毛先方向へ。

このとき大切なのが、

皮膚を軽く伸ばすこと。

たるんだ皮膚のまま刈ると、
引っかかりや怪我の原因になります。

バリカン負け・怪我を防ぐために

ペット用バリカン 使い方|同じ場所を重ねながら丁寧に整えている様子

安全面で重要なのは、

特に、脇・内股・首周りなど、
皮膚がたわみやすい場所は要注意です。

刃の角度が少し変わるだけで、
皮膚を拾うリスクが高まります。

そして忘れてはいけないのが、

愛犬が動く状態で続けないこと。

どれだけ技術があっても、
動いている状態では安全は確保できません。

同じミリ数でも、仕上がりは違う

もう一つ、大切なことがあります。

同じ「3mm」でも、

仕上がりは大きく変わります。

数字通りにはなりません。

だからこそ、

「説明書通りやったのに違う」

となる。

バリカンは、
犬種と毛質で“当て方”を変える道具です。

道具のせいにする前に

バリカンは危険な道具ではありません。

でも、自己流は危険です。

部位によって、

すべてが変わります。

ここを知らないまま進めると、
バリカン負けや怪我につながる可能性が高まります。


正しいやり方は、

動画を見るだけでは身につきません。

実際に触れながら、
角度を直し、
愛犬の反応を見ながら覚えるものです。

お手入れ教室では、

部位ごとの正しいポジションと刈り方を、
実演でお伝えしています。

せっかく揃えた道具を、
不安の象徴にしないために。

▶ 飼い主さんのためのお手入れ教室