「良い爪切りを買えば解決する」と思っていませんか?
愛犬の爪切りに悩む飼い主さんは少なくありません。
「どの爪切りがおすすめですか?」
「初心者でも使いやすい爪切りはありますか?」
お手入れ教室でも、よくいただく質問です。
もちろん道具選びも大切です。
しかし実際には、
- 高い爪切りを買った
- 電動ヤスリを買った
- 動画を見ながら挑戦した
それでも上手くいかなかった。
そんな飼い主さんがたくさんいます。
なぜでしょうか。
それは、問題が道具ではない場合が多いからです。
愛犬が爪切りを嫌がる本当の理由

「以前、血が出てしまったから」
もちろんそれも理由の一つです。
しかし実際には、
- 足先を触られることに慣れていない
- 身体を支えられることに慣れていない
- 何をされるのか分からない
- 飼い主さん自身が緊張している
こうしたことが原因になっているケースも少なくありません。
例えば私たち人間も、
新人の看護師さんが恐る恐る注射器を持ってきたら不安になりますよね。
まだ何もされていないのに、
「大丈夫かな…」
と思ってしまいます。
犬たちも同じです。
まだ爪を切っていなくても、相手の迷いや不安は意外と伝わっています。
犬の爪切り|ニッパーとギロチンの違い
道具についても簡単に触れておきましょう。
ニッパータイプ

猫や巻き爪など、比較的長い爪を切るのが得意なタイプです。
見慣れた形状なので手に取りやすい反面、一度に切れる量が多いため、使い方によっては深爪につながることもあります。
特にクイック(血管と神経の束)の位置が分からない状態では注意が必要です。

ギロチンタイプ

初心者の飼い主さんには、こちらの方が扱いやすい場合もあります。
少しずつ削るように切れるため、深爪のリスクを抑えやすいのが特徴です。
ただし、
- 刃の切れ味
- バネの強さ
によって使い心地は大きく変わります。
購入する際は、かかりつけのトリマーさんへ相談するのがおすすめです。
爪ヤスリ

爪ヤスリには、
- 手動タイプ
- 電動タイプ
があります。
最近は電動タイプも人気ですが、
まず大切なのは、
愛犬が足先を触らせてくれること。
手動ヤスリを嫌がる子が、いきなり振動や音の出る電動ヤスリを受け入れてくれるとは限りません。
まずは手動タイプから始めてみると良いでしょう。
プロがやっているのは「爪切り」ではなく準備

飼い主さんから見ると、
トリマーは簡単そうに爪を切っているように見えるかもしれません。
しかし実際には、
爪切りをしているのではなく、
爪切りができる状態を作っています。
例えば、
- 愛犬の姿勢を整える
- 身体を支える
- 足先を持つ
- タイミングを見極める
こうした準備があって初めて爪切りが成り立ちます。
だからこそ、
道具だけ真似しても上手くいかないのです。
見直すべきは道具ではなく飼い主さん

お手入れ教室でよくあるのが、
「爪切りが苦手です」
というご相談。
ところが実際に見てみると、
問題は爪切りではなく、
- 愛犬の保定
- 身体の使い方
- 力加減
- タイミング
だったりします。
そして、その多くは少し練習するだけで改善できます。
爪切りが苦手だからと諦める必要はありません。
大切なのは、
高い道具を探すことではなく、
正しいやり方を学ぶことです。
まとめ
愛犬の爪切りで大切なのは、道具選びだけではありません。
もちろんニッパーやギロチンにはそれぞれ特徴があります。
しかし、それ以上に大切なのは、
愛犬が安心できること。
そして飼い主さん自身が自信を持って取り組めることです。
もし、
「爪切りが怖い」
「嫌がられてしまう」
「一人では不安」
そんなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
One for Dogのお手入れ教室では、爪切りだけでなく、ブラッシングやシャンプーなど、ご自宅でのお手入れをマンツーマンでお伝えしています。
愛犬との暮らしをより豊かにするために、一緒に学んでみませんか?



