愛犬の毛玉の原因は乾かし方?トリマーが教える「手ぐしドライ」の落とし穴

シャンプー後のトイプードルを、飼い主が人間用ドライヤーと手ぐしだけで乾かしている様子。家庭でよく見られる乾かし方のイメージ。 愛犬文化ジャーナル

シャンプーしているのに、すぐ毛玉になってしまう…

そんな経験はありませんか?

もちろん、ご家庭でシャンプーをしてあげること自体は悪いことではありません。

しかし、実際にお手入れの様子を伺うと、毛玉ができやすいご家庭にはある共通点があります。

それが、乾かし方です。

実は、シャンプーそのものよりも、乾かし方の違いが毛玉の原因になっているケースは少なくありません。

今回は、トリマーとして日々感じている「毛玉を防ぐ乾かし方」についてお話しします。

毛もつれは「シャンプー」より「乾かし方」で起こる

毛玉というと、「ブラッシング不足」を思い浮かべる方が多いかもしれません。

もちろん、それも原因のひとつです。

しかし、私が日々トリミングをしている中で、それ以上に影響が大きいと感じるのがドライ(乾かす工程)です。

特にトイプードルやビション・フリーゼなどのカーリーコートは、濡れた状態で毛同士が絡まりやすく、そのまま乾いてしまうことで毛玉になりやすくなります。

つまり、ドライヤーをかける時間は、単に毛を乾かす時間ではありません。

毛並みを整え、毛玉を防ぐための大切な時間でもあるのです。

手ぐしで乾かしていませんか?

シャンプー後のトイプードルを、飼い主が人間用ドライヤーを当てながら手ぐしで撫でるように乾かしている様子。家庭でよく見られる乾かし方のイメージ。

ご家庭で最も多い乾かし方が、ドライヤーを当てながら手ぐしで毛をかき分ける方法です。

一見すると問題なさそうですが、私はこの方法が毛玉を作りやすくしている原因のひとつではないかと考えています。

濡れた被毛は乾いた状態よりも摩擦の影響を受けやすく、毛同士が絡まりやすい状態です。

その状態で何度も手ぐしを繰り返すことで、小さな絡まりが生まれ、それが乾くことで毛玉へと変わってしまいます。

もちろん、これは私自身が長年トリミングをしてきた中で感じている現場での考察です。

ただ、お手入れ教室でも乾かし方を見直すだけで毛玉が減るケースは少なくありません。

本来はブラシを使って乾かします

トリミングサロンでトリマーがスリッカーブラシを使いながら、トイプードルの被毛を根元から丁寧にブローしている様子。

トリマーは、ただドライヤーを当てているわけではありません。

ブラシを使い、毛を一本一本ほぐしながら根元まで風を届けて乾かしています。

だからこそ、

  • 毛玉になりにくい
  • 毛並みが整う
  • 乾く時間も短くなる

という仕上がりになります。

ただし、このブラシの使い方には技術が必要です。

力加減や角度を間違えると、犬はブラッシングを嫌がるようになったり、皮膚を傷つけてしまったりすることもあります。

家庭で同じように行うのは、決して簡単ではありません。

だから私はペット用ブロワーをおすすめしています

ペット用ブロワーで乾かす飼い主。ホームケアの様子。

そこで私がおすすめしているのが、ペット用ブロワーです。

ブロワーは強い風で毛を根元からかき分けながら乾かせるため、何度も手ぐしを繰り返す必要がありません。

ブラシを無理に使わなくても、毛の根元までしっかり風が届き、効率よく乾かすことができます。

最近では家庭向けのコンパクトなモデルも増えており、以前よりずっと手に取りやすくなりました。

特に、

  • トイプードル
  • ビション・フリーゼ
  • マルプーなどのミックス犬

といった毛玉ができやすい犬種では、一台あるだけで日頃のお手入れがぐっと楽になります。

足先だけでも活躍します

散歩後に足先を洗ったトイプードルを、飼い主がペット用ブロワーで足先だけ乾かしている様子。家庭でできる日常のお手入れのイメージ。

ブロワーは、シャンプーの日だけ使うものではありません。

例えば散歩のあと、足先だけ洗うことはよくありますよね。

このとき、タオルだけで終わらせてしまうと、指の間や足回りの毛は意外と湿ったままです。

この状態が続くことで毛玉ができたり、皮膚トラブルの原因になったりすることもあります。

一方で足先は、ブラシを嫌がる犬も多い場所です。

だからこそ、ブラシを使わずに風だけで乾かせるブロワーは、ご家庭でとても使いやすい道具だと思っています。

毛玉を防ぐ一番の近道は「乾かし方」を変えること

毛玉はブラッシングだけで防ぐものではありません。

シャンプーのあと、どのように乾かすか。

実はそこが、とても大切です。

ブラシを無理に使いこなそうとしなくても大丈夫です。

まずは「手ぐしだけで乾かす」という習慣を見直してみてください。

それだけでも、毛玉ができにくくなる犬は少なくありません。

もしホームケアをもっと楽にしたいと考えているなら、ペット用ブロワーという選択肢もぜひ検討してみてください。

詳しくは、こちらの記事でもご紹介しています。

  • 家庭でも使えるペット用ドライヤー(ブロワー)おすすめ5選
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また、「人間用のドライヤーでも大丈夫?」という疑問については、こちらで詳しく解説しています。

  • 犬に人間用ドライヤーは使える?温度・風量・注意点をトリマーが解説
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正しい乾かし方を知るだけで、お手入れはもっと楽になります

今回は「乾かし方」に絞ってお話ししましたが、実は毛玉ができる原因はそれだけではありません。

例えば、

  • ゴシゴシともみ洗いをしてしまうシャンプーの仕方
  • タオルで強くこすってしまうタオルドライ
  • ブラシの種類や使い方
  • 被毛に合わないお手入れ用品の選び方

など、日頃何気なくやっていることが毛玉につながっているケースは少なくありません。

だからこそ、自己流で試行錯誤を続けるよりも、一度だけ正しいお手入れ方法を学んでしまった方が、その後のお手入れはずっと楽になります。

One for Dogでは、飼い主さんのための「お手入れ教室」を開催しています。

ブラッシングやシャンプー、乾かし方など、ご家庭で実践できるホームケアを、愛犬と一緒に学んでいただくレッスンです。

「今まで自己流だったけれど、本当にこれで合っているのかな?」

そんな方こそ、一度体験していただけたら嬉しいです。

毎日のお手入れが変われば、毛玉はもちろん、愛犬との暮らしももっと快適になります。

トリミングは、サロンで過ごす数時間だけではありません。

ご家庭でのお手入れこそ、愛犬の健康と快適な毎日を支える大切な時間だと、私は考えています。

お手入れ教室
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