はじめに
「犬の歯みがきって、毎日やるべきなの?」
「ちょっと口が臭いけど、病気ではなさそうだし…」
そんな風に思ったこと、ありませんか?
実は、犬の口内トラブルの多くは“日々のケア不足”から始まると言われています。
特に注意すべきは、“歯石になる前”の段階=歯垢の蓄積。
今回は、愛犬の歯を守るために飼い主さんができる予防ケア「 犬 歯みがき 毎日 」をヒントに、わかりやすくお話しします。
犬の歯、実はトラブルだらけ?

3歳以上の犬の8割が“歯周病予備軍”と言われています。
口臭、歯のぐらつき、出血、食欲低下…そのままにしておくと、心臓や腎臓など、全身の病気にも影響を与えることも。
▶︎ 特に小型犬は歯が密集しているため、汚れが溜まりやすい傾向があります。
“歯垢”と“歯石”の違いとは?

歯垢(プラーク):食べカスや細菌のかたまり。柔らかく、歯ブラシで落とせる。
歯石:歯垢が唾液中のカルシウムで固まったもの。歯ブラシでは落ちない!
▶︎ 歯垢が歯石になるのは、わずか3〜5日。つまり、毎日のケアが一番の予防になります。
家庭でできる歯みがきの始め方

- 最初は口元を触る練習からスタート
- 歯みがきシートや犬用歯ブラシを使って優しく
- 嫌がらないように、短時間で終わらせて
▶︎ 毎日が理想ですが、「週3〜4回」でも十分な予防効果があります。
歯みがき以外のケア方法も

- デンタルガムやおもちゃの活用
- 食事の見直し(ウェットよりドライの方が汚れがつきにくい)
- 定期的なプロの歯石チェック
▶︎ 口の中を定期的に「見て、触る」ことが最大の予防です。
プロに頼るタイミングは?
- 歯石が目に見える/口臭が強くなった
- 歯みがきを極端に嫌がる
- 歯茎が赤く腫れている/出血している
▶︎ 獣医師やトリマーによる「デンタルチェック」や、無麻酔ケアの相談を。
まとめ
犬にとっても、「歯」は健康のバロメーター。
毎日のごはんが楽しくなるためにも、“歯垢の段階”で防ぐケアがとても大切です。
「歯みがき、ついつい後回しにしちゃうな…」
そんな方こそ、今日から1分の習慣をはじめてみませんか?
ご案内
▶︎ 歯みがきのやり方が分からない
▶︎ 口を触ると怒る/逃げてしまう
▶︎ 歯みがきができるようになりたい