「散歩から帰ってきたら、服にマダニらしき虫が付いていた…。」
実は先日、お客様から、このようなLINEをいただきました。
「これってマダニですか?」
「愛犬にも付いているかもしれない…。」
「吸血されていたらどうしよう。」
インターネットで検索すると、「危険」「すぐ病院へ」といった情報がたくさん出てきて、不安になりますよね。
もちろん注意は必要ですが、必要以上に怖がる必要はありません。
今回は、犬と暮らす飼い主さんに知っておいていただきたい、マダニとの付き合い方についてご紹介します。
マダニは身近なお散歩コースにもいます

マダニは、
- 草むら
- 河川敷
- 公園
- あぜ道
- 山道
- 雑木林
などに生息しています。
「山やキャンプ場だけ」と思われがちですが、普段のお散歩コースにも潜んでいます。
特に雨上がりや草丈の高い場所では注意が必要です。
服に付いていただけなら慌てなくても大丈夫

服や床に落ちていた場合は、まだ吸血していない可能性が高く、それだけで慌てる必要はありません。
まずは愛犬の体をチェックしましょう。
特に確認したいのは、
- 耳の周り
- 首輪の下
- わき
- 足の付け根
- 指の間
などです。
また、白いタオルの上で細かいコームを使ってブラッシングすると、小さなマダニも見つけやすくなります。
吸血したマダニは意外と見つけやすい
吸血前のマダニは数ミリ程度ですが、血を吸うと小さな豆のように大きく膨らみます。
そのため、吸血後は比較的見つけやすくなります。
散歩後に体を軽く触ったり、ブラッシングをしたりする習慣が、早期発見につながります。
食いついていたら無理に取らない
皮膚に食いついているマダニは、自分で無理に取らないようにしましょう。
口だけが皮膚に残ってしまうことがあり、体をつぶすこともおすすめできません。
食いついている場合は、動物病院で処置してもらうのが安心です。
マダニが怖い本当の理由
マダニが怖いのは、病気を媒介することです。
代表的なものとして、
- SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
- 日本紅斑熱
- ライム病
などがあります。
犬だけでなく、人にも感染する可能性があるため注意が必要です。
この時期だけはクン活の場所を意識しましょう
犬にとってクン活(匂い嗅ぎ)は、とても大切な行動です。
僕もしつけ教室では、「どんどんクン活をさせてあげてください」とお伝えしています。
ただし、マダニが多いこの時期だけは例外です。
草丈の高い草むらや河川敷、手入れされていない空き地では、マダニが潜んでいることがあります。
クン活を禁止するのではなく、この時期だけは場所を選んで楽しんであげましょう。
家族みんなで共有しましょう

実際によく聞くのが、
「私は気を付けているけど、主人は草むらへ行っちゃうんです。」
「いつの間にか、おじいちゃんがお散歩で草むらに入っていました。」
というお話です。
マダニ対策は、ご家族全員が同じ意識を持つことが大切です。
「この時期は草むら避けようね。」
その一言が、愛犬を守ることにつながります。
毎日のチェックが一番の予防
散歩から帰ったら、
- 足を拭く
- 全身を確認する
- ブラッシングする
この3つを習慣にしましょう。
ノミ・マダニ予防薬も有効ですが、過信は禁物。
日頃のお手入れを欠かさず、継続して取り組みましょう。

まとめ

マダニは怖い存在ではありますが、正しい知識があれば必要以上に不安になることはありません。
散歩コースを少し工夫すること。
帰宅後に体をチェックすること。
そして、この時期だけは草むらでのクン活を少し控えること。
そんな小さな積み重ねが、愛犬をマダニから守ることにつながります。
安心して、愛犬との夏のお散歩を楽しんでくださいね。

